11月の日記

11月14日

開始

 ついにこの日が来ました・・・・。

NSR250Rがドナドナされていきました。

薄汚れてしまっているとは言え、大学時代にオンボロをヤフオクで買って以来、総部品注文書数20枚以上、
注文数100点以上をぶち込んでエンジン、フロントサスペンション、ハンドル、ブレーキ、
タイヤなどをオーバーホールして、岐阜を手始めに北海道帰省ツーリング、岐阜県白川郷ツーリング、
就職時の石川ー長野-山梨-静岡間縦断移動で生死を共にした車両なだけに、切なかったです。

 

走行距離19704.2km。そこそこ走ったんだな・・・


トラックに詰まれたNSR



この日のお仲間達。
偶然にも3台とも絶滅危惧種の2ストロークエンジン車です。
一時代を築いたバイク達が肩を並べて去っていく様は、
機械とは言え、何か大切な人との別れのように哀愁を感じてしまいます。
すまん、直してあげられなくて。
役目を終え去っていく彼ら達ですが、
どうかレストアされるか部品となって新たな持ち主の元で、
幸せになってくれたらいいな・・・。
思い出をありがとうNSR250R。

さよなら。

そんな訳で、必要の無くなったストック部品達を、
ヤフオクで出品することにした。

新品部品約110点、中古部品約10点。
新たなオーナーの元で命を吹き込まれることを願って。
一部が売れて旅立っていったのだが、今日、落札者から嬉しいメッセージが届いた。

なんと自分が売ったPGMが、代理入札者の手からギリシャの元レーサーのオーナーの手に渡るとの事だった。
なんでもその方、茂木のホンダコレクションホールで 出会ったバイクに感激して 膝まづいて拝んでいたそうな。
そんな熱烈なオーナーの元に部品が届くなんて、嬉しくて、ちょっとぐっと来てしまった。
ああ、良かったなNSR。これ程に君を愛する者がまだいるよ。

落札者の好意で、入れておいたメッセージも翻訳して同封してくれるそうなので、
なんか涙出てきそう。

NSRは居なくなってしまったけど、最後にすばらしい思い出を残してくれた。
こちらもいつまでも落ち込んではいられない。
こちらも新たなスタートを切るとします。



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